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イメージ、本物、意味。 

もうひとつ、今回のプロジェクトと微妙に関係があるかもしれない、アート作品を紹介します。1965年にアメリカのコスースというコンセプチュアルアーティストが発表した作品「one and three chairs」。タイトルどおり、一つであり同時に三つである椅子(イメージ/本物/意味)を並べただけのものですが、アートの歴史を紐解くと必ずといっていいほど出てきます。

kosuth

Joseph Kosuth, "one and three chairs", 1965

こんな素っ気ない作品の、どこが評価されたのか。
ひとつにはこの時代(60年代)に、それまでのいわゆる「芸術的」な、言い方を変えれば、「作家の美意識的丸出し」の作品に対して、コスースをはじめとするコンセプチュアルアリストたちがあえてそういう美しさを入れない、いわば「素っ気ない」作品をつくることで「No」と突きつけたことが挙げられるでしょう(ちなみにこの素っ気なさ=飾りっ気のなさは、コンセプチュアリスト/ミニマリストたちのトレードマークとなります)。

そして、この作品はただの椅子を絵や写真に「美しく」描くのではなく、単に実物と、その即物的な写真と、辞書の意味の3つを並べることによって、「表現することの意味」そのものを問うたわけです。ここら辺の、従来の概念の逆転に(西欧で価値があるとされる)アートの本質があります。
もちろん、この「美しくない」味気なさに好き嫌いはありますが…。とりあえず、現代アートのおさらいでした。
そろそろ一服します。

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